目次
❶消滅時効について
ビジネスをして物を売ったりサービスを提供したりした場合に、その分のお金を払って貰うことになります。
法的にはその権利を債権と言います。
債務者のなんらかの事情によりお金を払って貰えない場合があります。
日本人は争いを好まない傾向があり、回収できるお金をそのまま放置してしまうことも珍しくありません。
ただ、その問題を放置しない方がいいです。
というのも、日本の法律は権利にあぐらをかく者は救わないと言う考えが存在します。
具体的には消滅時効と言って、債権者が自分の持っている権利を一定期間行使しないとその権利が使えなくなることもあります。
消滅時効になった場合に、債務者が「債権者の権利は時効により消滅しました」と言うと、お金を回収することができない事態になることも考えられます。
その場合、裁判をしたとしてもお金を回収できなくなることが少なくありません。
❷債権を持っていても強制的な行為は法律で禁止されている
また、お金を返して貰えない相手に対して債権回収する場合にトラブルが起きる場合があります。
債権を持っているからと言って、債務者の家に勝手に入り金庫からお金を持ってきた場合に刑事事件になることもあり、危険です。
債権を持っていたとしても、相手に対して強制的な行為をすることは法律により禁止されています。
裁判所を通した、債権回収などをする必要があります。
また、かっとなって債権者が債務者を殴ったり侮辱したりした場合も刑事事件になることもあるでしょう。
これらのことを行う場合に、債務者が民事的責任を債権者に対して問う場合があります。
そのなると、債権額以上の支払いが必要になることもあるでしょう。
そうならないために、弁護士に相談するのがベストです。
❸弁護士に依頼した場合刑事事件が起きることはほとんどない
弁護士は債権回収のスペシャリストです。
扱える案件の債権額に関係なく対応して貰えます。
消滅時効などの債権に関する法律を熟知しています。
弁護士に依頼した場合刑事事件が起きることはほとんどないでしょう。
債務者も弁護士から債権回収をされると、法的に間違いないと言う安心感が生れて話がスムーズに行きやすくなります。
そのため、お金を早く回収することができます。
ビジネスでは時間がとても大切です。
早期にお金を回収することができれば、新たなビジネスのための資金に利用することができます。
そうすれば、そのお金が数倍数十倍のお金になることもあるでしょう。
❹相手と交渉するための時間を節約することができる
下手な交渉をしないことにより、相手との関係を維持しやすくなります。
時間が経過した場合に、再度協力関係を築くことも可能だと言えます。
関係を維持すること自社の利益にも繋がることがあります。
たとえば、お金の回収時に相手を刺激した場合悪い噂を流されることもあるでしょう。
場合によっては、真実と異なることも言われることもあります。
現在はインターネットがあるので、悪い噂が広がる速度がはやくなっています。
相手と交渉するための時間を節約することができます。
自分の人件費が時給3千円だとして、相手との交渉のために100時間使ったら30万のお金を使っていることになります。
❺債権回収に強い弁護士に依頼する
他にも、交通費なども自腹になるので負担する金額はさらに多くなるでしょう。
特に、遠方の債務者と話しをする場合に債権者のこれらの負担は大きくなってしまいます。
弁護士に債権回収を依頼した場合には確かに、委任費用がかかります。
しかし、弁護士に依頼した場合の数多くのメリットを考えれば委任費用のことを考えても、お願いする意義があるのではないでしょうか。
依頼する弁護士は債権回収に強い弁護士に依頼することをおすすめします。
弁護士と言っても、専門があります。
人によってはこの問題に詳しくない弁護士もいます。
専門にしている弁護士に依頼すれば、「より安く・より早く・よりトラブルなく」お金を回収することができるでしょう。
最終更新日 2025年4月25日 by matsuu