●パワービルダーで低価格の物件を手に入れよう
パワービルダーは、不動産を売却する業者のことを指す造語です。
一般的には、床面積で30坪程度の標準的な2階建て住宅を販売する業者のことを指す言葉として使われることが多いです。
売却価格としては2000万円から2800万円程度の価格帯で販売されることが多く、リーズナブルな価格で購入することができるというメリットが存在します。
パワービルダーが提供する住宅のメリットは、何といっても通常の住宅と比較しても価格が安い点です。
購入層に関しても、資産を有している人達だけではなく比較的低所得者層であっても購入できる利点が存在します。
実際に、年収が400万円から500万円前後の人達が最も購入していることもわかっているため、一般的なサラリーマンの人達であっても購入しやすいです。
では、なぜこうした価格帯での販売ができるのでしょうか。
これは、住宅の立地条件が他の住宅とは若干異なっているからに他なりません。
普通の住宅の立地条件は、様々な住環境を考慮して建築していくことになりますので、それに見合った価格になることが大半です。
しかし、パワービルダーが提供する住宅に関しては土地の形状が他と違っていびつであったりするようなことが多い傾向があります。
つまり、他の業者が購入しないような立地条件で建築を考えていくことに特徴が存在します。
大手の業者では、住環境を考慮して建築を行うためその分の価格が高騰する可能性が高くなりますので、相対的にこういった土地を利用している分で安くなるわけです。
●売れ残りをなくし、安い価格で建築できるメリット
実際に、パワービルダーは、大手が狙っているような土地を積極的に狙いませんので、安い価格帯に集中して建築を行うことができる利点が存在します。
こうすることで、業者としても売れ残るというリスクを回避することができます。
購入する人は安く買えますし、業者としては建築した物件が手元に残る心配がなくなりますので、お互いにとっても良い契約ができます。
もちろん、業者が購入する土地の価格は周辺地域の地価の状況などによって異なりますので、一律に価格が設定されているわけではありません。
それでも、土地の取得費用を1500万円前後にしてこれに加えて建築費も同程度にすることで低価格帯での優良物件を実現しています。
注文住宅を建築する際には、外構なども別途加えていくことができますので、こういった業者のサービスは実は自由度が非常に高い傾向もあります。
また、他の業者と異なって坪単価に騙される心配もありません。
大手の業者が提示している坪単価というのは、あくまでも土地の取得にかかる費用ですのでその費用に付加価値が加わっていないという特徴があります。
そのため、実際に建築をしていくと実質的な坪単価がそれ以上になることも珍しくありません。
一方で、ローコストを宣言しているパワービルダーでは、取得した坪単価がそのままであることが多く、それ以上に付加価値的に金額が大きくなる心配がないというメリットがあります。
見積書に突然見慣れない数字が提示されるわけでもありませんので、安心して作業を進めていけます。
●コスト削減と納品速度が早くメリットが多い
実際に、こういった坪単価と見積もり段階での価格差は住宅販売でトラブルになってしまう大きな要因の一つになっています。
なぜかというと、住宅の購入では頭金と住宅ローンが必要になることが大半だからです。
特に、住宅ローンを利用するときには不動産会社が提示する金額を元にシミュレーションを行わなくてはいけませんので、そこに齟齬が生じてしまうとローン面でのトラブルにも繋がります。
現実的にも、一度契約が決まってから見積もり部分で不備があったとしても、中途で契約を解約する申請を行うときに違約金を支払わなくてはいけなくなることがほとんどです。
こういったことに巻き込まれないようにするためにも、事前に低価格帯で本当に購入できるのかの確認が必須といえます。
具体的な数値で比較しても、パワービルダーを利用した注文住宅を建築するときには、平均すると500万円から1000万円程度でコスト削減を実行できる可能性があります。
新築の分譲住宅でこの程度のコスト削減ができますので、家族にとっても大きな負担減に繋がります。
さらに、建築資材に関しても安くなるという利点があります。
これは、総合的な建築費用を安くするために、業者が同じ資材を大量に一度に仕入れるからに他なりません。
一度に大量発注をすればコスト削減に繋がりますので、資材面に関してもコストを削減できるように工夫をしています。
また、すぐに住宅が欲しいと考えている人達にも向いているサービスだといえます。
これは、納品速度が非常に速いからです。
一般的に、こういった業者はコスト削減ができるように最短で工事を済ませるように努力をしてくれます。
早ければ2ヶ月程度で大工工事が完了することになりますので、すぐにでも引越しをして暮らすことも可能です。
作業を効率化することによって他には真似できない低価格帯を実現していますので、メリットは非常に多いといえます。
裏を返せばこだわりの住まいを作りたい人にとっては向いていないと言えるでしょう。
こだわりの住まいを建ててい方は注文住宅を扱っているハウスメーカーをお勧めします。
最終更新日 2025年4月25日 by matsuu
